「金のない者は知恵を出せ、知恵のない者は手足を早く動かせ」
メリルリンチUS本社の副社長から、出雲市長になり、当時話題になった岩國哲人氏のお話にありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E5%9C%8B%E5%93%B2%E4%BA%BA
※ことわっておきますが、このブログでは、政治・宗教については、
話題にしないことにしていますし、特定政党を支持しているわけでもありません。
当時出雲市の財政も厳しい状況だったようですが、職員への言葉(就任挨拶?)として、岩國氏が掲げたものだそうです。
企業としては当たり前のようですが、公務員にはこの発想はなかったのかもしれません。
企業にしても、本当に、全従業員が、この気持ちで仕事に取り組めている会社は、きっと社風も業績も良いのだと思います。
知恵を出せるにこしたことはないですが、それができない時、手足だけでも早く動かし、貢献しようと思えているだろうか?
そもそも、自分は知恵を出せていないと、自覚できているだろうか?
あなたが、「できるだけ早くやってる」は、全力のシャカリキだろうか?
水泳でも、50M自由形では、息継ぎもしないで泳ぐ。
陸上でも、100Mは、息をしても、その酸素は体には役に立たない。
あなたも、デートや夕方に約束がある日は、猛然と業務を処理した覚えはないだろうか・・・。
(最近は、携帯で遅れるってメールしたら済んじゃうのかな)
生産性が低い人が、労働時間が長くなり、残業手当が多くなる、って言う構図は、企業の目指す姿とは乖離してしまう。
「頑張った」人は評価してあげたいが、長い時間働くこと=頑張ることではない。
短い時間でできるように努力する、
質の高い仕事ができるようにする、
そのためには、努力や、自己啓発・自分磨きも必要。
残業手当よりも、成果に対する報酬(賞与や昇給も含めて)が勝るべきだと思っている。
そのためにも、企業は、ある程度は、儲けないとね。
そうしないと、成果報酬で差をつけられないから・・・。
因みに、松山千春も、震災からの復興に向けたメッセージとして、
「知恵があるやつは知恵を出そう
力があるやつは力を出そう
金があるやつは金を出そう
自分は何も出せないよ
というやつは元気を出せ」
と、言ったそうです。